人生最高の贈り物～ようこそ、サムグァンハウスへ～

サムグァンハウスの大家さん、スンジョンには３人の子供がいる。インテリア技師として働きつつデザイナーを目指す長女のビッチェウン、芸能事務所に勤めている次女のヘドゥン、バイク便の配達員をしている末息子のラフン。ある日、いつものように仕事現場を訪れたビッチェウンは、建築事務所の所長ジェヒと初対面にもかかわらず言い合いに。そんな時、スンジョンの妹で医師のマンジョンが突然サムグァンハウスにやってきて…。

来年の春にはサムグァンハウスを明け渡さなければいけないと知った一同は不安がるも、スンジョンは明るく励ます。その夜、ビッチェウンにかかってきた一本の電話がもとでマンジョンとビッチェウンは言い争う。実は、ビッチェウンは密かに実の親を捜していたのだった。これが最後と決め、本当の母親かもしれない人物に会いに行くビッチェウン。同じ頃、LXファッションの代表ジョンウォンもまた、その施設を訪れていた。

スンジョンに優しくされればされるほど、こっそり実の親を捜していることが後ろめたいビッチェウン。一方、面接に落ち続けているマンジョンと、事務所で嫌なことがあったヘドゥンはファクセのいる店に飲みに行く。帰り道、家の前に立っていた見知らぬ女性に出会った二人。そこにやってきたビッチェウンは、その女性が先日会った実の母親かもしれない人物だと気付き驚く。さらに、サムグァンハウスに近づく怪しい人影が…？

ビッチェウンが実の親を捜していると知り腹を立てたヘドゥンは、ビッチェウンと大ゲンカに。ところが、その日スンジョンはビッチェウンたちより先にその女性に会っていて…。そんな中、コンテストで最優秀賞に選ばれたと連絡を受けたビッチェウン。しかし、ビッチェウンの名前を見たソアは盗用疑惑をかけて勝手に受賞を取り消しさせるのだった。納得のいかないビッチェウンは自らジョンウォンの元を訪ね、潔白を訴える。

倒れたビッチェウンを、ひとまず自宅に寝かせたジョンウォン。ソアはせっかくジョンフとの食事の場を設けたものの、ジョンフとジェヒが言い合いになり置いてけぼりにされてしまう。帰宅したソアからコンテストの事情を聞いたジョンウォンは、パニックを起こすソアを優しく慰める。一方、受賞が取り消されても明るく振舞うビッチェウン。マンジョンから余計なことはしないよう釘をさされたものの、居ても立っても居られないスンジョンは…。

ジェヒとビッチェウンは、一緒に働く中で少しずつ打ち解け始める。そんな時、LXファッションに呼び出されたビッチェウン。時間がかかっても盗用疑惑を晴らしたいというビッチェウンに、ジョンウォンは子会社でインターンとして働いてみないかと持ちかける。その帰り、直談判しにきたスンジョンと鉢合わせたビッチェウンは驚く。一方、夜中にこっそり菓子を食べていたミンジェは、ジョンフに見つかった驚きで気を失ってしまう。

またも言い合いになり、ケンカ別れとなったジョンフとジェヒ。同じ頃、スンジョンへの申し訳なさや現状へのやるせなさが爆発したビッチェウンは、酔った勢いもあり、これまで言えなかった本音を全て口にしてしまう。一方、こっそりビッチェウンの携帯を盗んでいたナロ。翌日、携帯がなくなったことに気付いたビッチェウンは慌てて探す。仕事の件でビッチェウンに連絡したジェヒは、見知らぬ男性が電話を受けたことに驚く。

ジェヒの事務所までビッチェウンの携帯を返しにきたナロ。同じ頃、こっそりセミを呼び出したラフンはヘドゥンのために話をしようとするが、盗み聞きしていたヘドゥンも加わってさらに事態を悪化させてしまう。連絡を受けたビッチェウンはLXファッションを訪れるが、ジョンウォンがソアの母親だと知り二人は神経戦を繰り広げる。一方、帰宅したジョンフは家の様子がおかしいことに気付く。さらにミンジェの書置きを見つけて…。

浴室でジェヒに出くわして大騒動を繰り広げたサムグァンハウスの面々は、ジェヒが新しい入居者だと知り歓迎会を開くことに。ミンジェと連絡が取れないジェヒは心配してジョンフに電話するが、ミンジェとジェヒが共謀していると信じ込むジョンフは全く話を聞かない。そんな中やってきたビッチェウンの初出勤日。何もかもが気に入らないソアは早速嫌がらせを始める。一方、弟のミンソクさえも行方を知らないミンジェだが…。

ソハン大学に配達に来たラフンは、バルンという女子学生に巻き込まれてなぜか柔道部に入部させられそうになる。ヘドゥンは再び練習生として練習に参加することを認められて意気込む。夜遅くまで残業するビッチェウンを労わるジョンウォンは、ビッチェウンが本当にソアをいじめていたのか疑念を抱く。そんな中、ビッチェウンの携帯から情報を得たナロは新たな住人としてサムグァンハウスに潜り込む計画を立てるのだった。

ジョンウォンに会ったスンジョンは驚き、うろたえる。一方、昔馴染みに会えた喜びでいっぱいのジョンウォンは、そんなスンジョンの胸中には気づかない。体調不良で帰ろうとするスンジョンを送っていくと言って聞かないジョンウォン。家の場所を聞かれたスンジョンはとっさに嘘をついてしまう。一方、ビッチェウンに近づくのみならず、サムグァンハウスにも着々と馴染みつつあるナロ。ピロンとジョンウォンの関係を知ったナロは…。

ミンジェを捜しにきたジェヒは偶然ソアと会い、さらにそこへミンジェがやってくる。ソアから話を聞いたジェヒは、ビッチェウンがソアをいじめていた相手だと知り衝撃を受ける。一方、ジェヒを尾行させてミンジェの居場所を突き止めたジョンフはミンジェに会いに行くが、そこでミンジェから思わぬ言葉を告げられるのだった。会社でソアと言い合いになったビッチェウンは、ジョンウォンにいじめのことは事実無根だと話す。

代表室を訪ねたソアは、見知らぬ子供の写真を拾う。ジェヒはミンジェの件でジョンウォンに会いに行き、同じ頃ナロは自分の生い立ちを語ってビッチェウンの気を引こうとしていた。それぞれが帰宅すると、ヘドゥンがマンジョンのカードを勝手に使ったことが発端で騒動が起き、最終的にマンションを失ってしまったことを全員が知ることとなる。ビッチェウンが実の親を捜していることを知りながらも、スンジョンは真実を話せない。

ジェヒはビッチェウンとソアの過去を誤解してはいるものの、それとなく二人を和解させようとする。いじめのことが濡れ衣だったと証明したいビッチェウンは、ヘドゥンとラフンに頼んでソアと仲が良かったソミという同級生を捜させる。ソミの居場所を知ったビッチェウンは急いで駆けつけ、汚名を着せたことを証言してほしいと説得するが、その姿を見かけたジョンウォンは憤る。さらに、その場に居合わせたスンジョンは…。

ジョンウォンはソアの味方をしながらも、切実そうなビッチェウンの様子が気にかかっていた。思い悩むビッチェウンに、ソミの車に勤務先の中学校の駐車票が貼ってあったことを教えるジェヒ。一方でどうにか両親の離婚を防ぎたいジェヒはジョンフのことも説得しに行くが、いつも通りのジョンフの態度に我慢しきれず結局また言い争ってしまう。そんな中、ビッチェウンは再びソミの元を訪ねる。初めは警戒していたソミだが…。

１次審査に落ちてしまったヘドゥンを見かけて慰めていたラフンは、自分を追いかけてきたバルンに気づき、とっさにヘドゥンと付き合っているふりをしてしまう。ジョンウォンからも諭されたジョンフは最大限に譲歩してミンジェを説得しようとするが、逆効果だった。ソミが会社に来たことを知ったジョンウォンは改めてソアに事情を聞き、ビッチェウンにも謝罪する。そして考えた末、ジョンフは改めてミンジェに会いに行くことにする。

真剣に謝るジョンフだが、すでにミンジェの気持ちは固まってしまっていた。晴れやかな気持ちで出勤したビッチェウンはジョンウォンに呼ばれ、二人は和やかに会話をする。しかし、ソアは親し気な二人の様子が気に入らない。そんな中、ソン医師に呼ばれて会いに行ったマンジョン。心無い言葉を浴びせられていたマンジョンの前に、なぜかファクセが現れて恋人のふりをし始め…？一方、わざわざヘドゥンに会いに行ったバルンは…。

通訳として働くことで、LXファッションにも潜り込んだナロ。スンジョンはようやくジョンウォンから連絡を受け、二人で会うことに。一方、一緒にいるところをソアに見られそうになって思わず隠れたジェヒとビッチェウンは妙な空気に。ミンジェの説得を続けていたジョンフだが、結局ミンジェの意志は変わらず、二人は離婚に至った。両親の離婚に落ち込むジェヒを偶然見かけたビッチェウンは、様子がおかしいことに気付く。

気落ちしたジェヒを励ますビッチェウン。そんなビッチェウンに、ジェヒの気分は少しだけ上向きになる。一方、どうにかしてサムグァンハウスに住もうとするバルンだが、空き部屋がないと断られてしまうのだった。そんな時、ジョンウォンから自宅で開く会食の手伝いを頼まれたスンジョン。ビッチェウンはマンジョンに会いに行って謝り、家に戻ってきてほしいと頼む。戻ってきたマンジョンを、スンジョンは温かく出迎えるのだった。

ジョンウォンは監視カメラに映っていた人間に心当たりがないか聞くため、ピロンに会いに行く。会食にビッチェウンが来るのではと焦るスンジョンだが、ビッチェウンは急なアクシデントに対処するためジェヒのいる現場に向かっていた。そんな中、休暇をとったジョンフは田舎に行くが、そこで夫の墓参りに来ていたスンジョンに偶然会う。自転車で転んだジョンフはスンジョンの目の前で転げ落ちていき、病院に運ばれるのだが…。

目を覚ましたジョンフはすっかり記憶を失っており、名前を聞かれるとなぜか「ジェームス」と名乗る。どこか思い出の人に似ている彼が、ただならぬ様子を見せるのが気にかかるスンジョン。結局、こっそりサムグァンハウスに連れ帰ることにする。スンジョンはファクセにだけ事情を打ち明け、協力を仰ぐ。ファクセは乗り気ではないものの、スンジョンの頼みならと口裏を合わせることにする。

ようやくビッチェウンに「会社を辞める気はないか」と尋ねたスンジョンだが、ビッチェウンが前向きに頑張っている話を聞き、それ以上は何も言えなくなってしまう。一方、ジョンウォンは監視カメラに映っていた不審な人物とナロが、全く同じ珍しい靴を履いていることに気付く。ジョンウォンとビッチェウンが親しくしているのが気に食わないソアは、ふと以前拾った写真の子供がビッチェウンなのではないかと疑い始め…。

ビッチェウンを巡り、火花を散らすジェヒとナロ。相変わらず記憶を失ったままサムグァンハウスに匿われているジョンフは、いつ見つかるか気が気でない。その夜、酔って帰ってきたジェヒと話していたビッチェウンは、まるでナロに嫉妬するようなジェヒの言葉に思わず…？翌朝、ラフンからヘドゥンの話に怪しいところがあると聞いたジェヒ。ヘドゥンから連絡を受けたナロも、嫌な予感を感じていた。

ジェヒとナロのおかげで詐欺に遭うことはなかったものの、オーディションに落ちたことが二人にもバレていたと分かり落ち込むヘドゥン。やがてその事実は全員が知るところになり…。そんな中、LXファッションの新作発表会の日がやってくる。ジョンウォンにビッチェウンの母であることを明かそうと決め会場に向かったスンジョンだが、親し気なジョンウォンとビッチェウンの姿を見て思わず会場を飛び出してしまう。

自分の部屋に隠れていたジョンフに驚くジェヒと、ジェヒのことが分からず慌てるジョンフは大騒ぎ。一方、覚悟を決めたスンジョンは、ジョンウォンにビッチェウンが自分の娘だと告白し、ビッチェウンにもジョンウォンとの過去の縁を明かす。しかし、ジョンウォンの母であり会長のチュンソクから口止めされているスンジョンは、肝心なことは言えないまま。帰宅したスンジョンは、ジョンフのことがバレてしまったと知り…。