Ｑ台本をもらった感想と、出演の決め手は？

最初に台本を頂いた時は、これまでに見たことのないドラマだなと思いました。非現実的な要素も神秘的で魅力を感じましたし、ホラージャンル特有のカタルシスや、スリラー作品が持つ社会的なメッセージを同時に伝えられる作品だと思い、出演を決めました。

Ｑヨウルを演じるにあたり、準備したことはありますか？

ヨウルはたくさんのアルバイト経験があるので、特技が多いキャラクターです。運転代行の経歴もあったので車やスクーターの練習もしました。あと、ホラー映画を見たことがなかったので参考にしようとしたのですが、途中で断念しました（笑）。視聴者の方がヨウルという人物に感情移入できるように、表現の方法について考えたりもしました。ヨウルは愛する人を全て失った悲しみを抱えていますが、あまり それを表には出しません。感情を うまく隠してしまう子なんです。そんなヨウルについて視聴者の方により理解してもらいたかったので、感情を伝えるシーンでは明確に表現するようにしました。

Ｑウンビンさんとヨウルとの似ているところ、違うところは？

ヨウルは一見おとなしくて冷静に見えますが、内面はエネルギッシュです。そんなところは私と似ている気がします。そして自分自身が何をすべきか分かっている点、やるべきこと果たす責任感があるところは似ているんじゃないかな。違う点は･･･事件の真相を明らかにするためとはいえ、幽霊の手を借りてまで幽霊を捕まえるなんてこと、私にはできないと思います。もし私が同じ状況だったら怖くて逃げちゃいますね。生きていない人と戦うなんて、相当な勇気が必要だと思います。幽霊は本当に苦手です…。

Ｑホラーが苦手ということですが、撮影を乗り切るための秘策は？

撮影現場自体は怖い雰囲気ではなかったです。もちろんセットや照明は暗かったりしますが、スタッフの方が いろいろと配慮してくれたので大丈夫でした。共演者も皆さん とてもいい方で。キム・ウォネ先輩(ハン所長役)は いつも笑わせてくれましたし、同い年のジュヨン(キル・チェウォン役)にも助けられました。ソンウ・ヘ役のイ・ジアさんとは同じシーンの撮影は少なかったのですが、とても優しい方でした。共演者の方々が怖さを半減させてくれたのだと思います。

Ｑ「私だけに見える探偵」の見どころは？

「私だけに見える探偵」は、それぞれに個性があって人間味溢れる平凡な人たちが 主人公です。そんな彼らが、人の心が生み出した悪霊と戦っていく過程が見どころだと思います。ヨウルの場合、世界に自分だけが取り残されてしまったような孤独を抱えていましたが、やがて大切な仲間に出会います。彼らとお互いの事を理解しながら、痛みを共有していく姿をぜひ見て頂きたいです。

Ｑ最後に日本のファンの方にメッセージをお願いします。

日本のファンの皆さん、ドラマ「私だけに見える探偵」楽しんで頂けましたか？ まだご覧になっていない方がいましたら、ぜひ見て頂きたいです。私が演じたチョン・ヨウルの事も たくさん応援して、女優パク・ウンビンの事も たくさん愛してくださると嬉しいです。いつもステキな毎日を お過ごしください。ありがとうございました。