朱蒙インタビュー特集 第二弾 ハン・ヘジン編

DRAMA
Date
2021-10-19 00:11


Q.1「朱蒙」の台本を初めて受け取った時、作品に対する迷いはありませんでしたか?

実は、召西奴(ソソノ)役は当初他の人がオファーされていました。もし最初にオファーを受けていた人が出演を承諾していたら、私が召西奴を演じることはなかったはずです。祈るような気持ちで選ばれることを待っていました。『がんばれ!クムスン』の時から、いつか時代劇に出たいと思っていました。クムスンのイメージが強すぎて、そのイメージから脱却するには時代劇しかないと思っていたからです。それに『朱蒙』は喉から手がでるほどやってみたい作品だったので、断るなんて考えられませんでしたね。



Q.2 時代劇は言葉づかいから身のこなしまで、普通のドラマと全く違いますが苦労した点は?

「朱蒙」の撮影当初は、召西奴(ソソノ)のキャラクターについて監督と意見が食い違い、萎縮してしまっていました。特に、幼い頃の召西奴(ソソノ)を作り上げるのにとても苦労したんです。でも、周囲を意識しすぎることなく、初心に帰って謙虚に演じることに集中しているうちに、いつのまにか「召西奴(ソソノ)」になっていました。


Q.3「朱蒙」はハン・ヘジンに特別な意味を与えてくれたようですね。今までの作品と比べて変わった点はありますか?

クムスンを演じている時はとてもリラックスしていました。私の(私のための)ドラマだと思っていました。傲慢だったんですね。その傲慢さと自信過剰が、「朱蒙」の撮影に入ってぽきっと折られてしまいました。きちんと演じられない自分自身にとても失望したんです。苦難とも言える時間でしたが、自分をまっすぐに見つめなおす貴重な時間でもありました。苦しかったですが幸せな時間でしたし、感謝しています。そういう時間があったからこそ成長できたと思いますし、召西奴(ソソノ)の後半の姿は自然に演じられたと思っています。全ての撮影を終えてこの10ヶ月間を振り返ってみると、「感謝」と「恩」この二つの単語でまとめられるような気がします。


Q.4 最後に「朱蒙」をご覧になっている日本のファンの皆さんに一言お願いします。

日本でもたくさんの方々が『朱蒙』に関心を寄せていただいていると伺いました。『朱蒙』は高句麗の建国を描いた作品で、歴史的な興味のほかに、ドラマ的な展開も楽しんでいただけると思います。みなさんに「朱蒙」を応援して頂けると嬉しいです。